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■ 『庄司君っ!岡君っ!』
うおお、ここに来てイキナリ○ャニーズジュニアの登場です。 こうして見ると、もうヒカルたちの年齢はJの世界ではアイドルデビューするか飯島君のように無理だと悟って芸能界碁界を去るかの瀬戸際かと思わずにはいられない、世の中いろいろと低年齢化現象、庄司君の5Tシャツが懐かしくも愛らしい。
5月の院生研修日。そこには頬を染めて 「塔矢アキラってホントすごいや!あこがれちゃうな!」 という少年の姿が。 前髪の分け目の位置もアキラと同じ、とくれば、今は外ハネのその髪型も、そのままストレートオカッパになる日も近い。 来る・・・!オカッパの時代が・・・! 受け継がれるのは囲碁だけじゃない。
そこに現れたのは・・・うわぁ、小っちゃい和谷だ! 真面目な岡くん、楽平な庄司君。この子達が次世代。未来は明るい。
ケンカする二人の仲裁に入る奈瀬嬢。 碁ギャルなどと言われていた彼女も、素敵な大人の女性になった・・・と言いたいところだが相変わらずで。何よりです。そして、ただ美形だというだけで出番のあるかのような小宮君。ええ、それで良いのです。
篠田先生、お久しぶりです。 篠田先生が言った伊角さんへのコメントは、伊角さんプロ試験合格後、週刊碁で無事使われたのでしょうか。古瀬村との異動ドタバタの中で、あの名言は闇へと消えてしまったのでしょうか。 そういえばとうとう明かされませんでしたね、天野さんの行方。 「人生遠回りは悪くない」 とおっしゃっていた篠田先生も 「まだ騒ぐのなら院生をやめたまえ!」 と性急になった世知辛い今日この頃。 子供の躾は年々大変になっているようで(-_-;) そして篠田先生から配られた若獅子戦の対戦表を手に開いた口がふさがらない庄司君、岡君。 まさかここでの篠田先生の台詞、 「庄司君っ!岡君っ!」 が、栄えあるヒカ碁ラストのサブタイトルを飾ろうとは。 院生を育て上げて○年。篠田院生師範の人生、今浮かばれる。
さて、若獅子戦当日。
古瀬村「2回戦でもう塔矢君と進藤君があたるなんて−−− 事実上の決勝戦ですよね?」
くわぁ、ここにまで登場か、古瀬村め。 さらには扉絵にまでまぎれている侮れないヤツ。
篠田「そんなことはないでしょう 北斗杯に出ていない棋士にも強い子はいますよ 伊角君とか」
篠田先生、伊角さんお気に入りですね? 最後まで読むとわかりますが・・・今回、伊角さんはおろか、和谷など名前すら出てきません(T_T)。いや、越智もですが。
いっそ、この篠田先生の台詞がなかったら、 (和谷と伊角さんがいない・・・。きっと、和谷は金になるバイトをしてお金をためて伊角さんと中国へ新婚旅行に行ってしまったんだな!)と夢見ることも可能だったのですが。
若獅子戦に伊角さんが出ていると言われてしまっては、ただ単に省かれただけということがあきらかになってしまうではないか(T_T) 若獅子戦は五段以下20歳まで出れるので、伊角さんは今年が最初で最後の若獅子戦なのですね。アキラとヒカル、勝者のどちらかと伊角さんの対局・・・これも見たかったなあ。(まあ、結果はアレですけど)
小宮くんに岡君、庄司君の説明をされるヒカル。
「何位だってバカにはしねェよ オレも16位ギリギリで若獅子戦に出たんだ」
ヒカルの、こういうところ好きです・・・! 囲碁も勉強も出来るアキラを「別にムカつきはしないけど(by6巻)」と言った時にも思いましたが、ヒカルは相手の強さに卑屈にもならないし、自分に負けた相手もバカにしないし、そういうところ、美点です。
「それでその年のプロ試験受かったもんな」
と、何気にすごいとこアピールしているけれどこの子の天然ボケさで嫌味にはなるわけもなく。
岡「こ・・・こっち指差して何を・・・?」
庄司「きっと小宮さんが言ってんだぜ オマエが進藤のことバカにしてたとかナントカ」
「進藤」 呼び捨てです。
庄司(塔矢!)
「塔矢」 呼び捨てです。
「小宮さん」との違いはあれですか、テレビで目にするアイドルを思わず呼び捨てにしてしまう心境と同じですか。
頬を染めて塔矢アキラ憧れちゃうvなんて言っていた岡君ですら「塔矢」呼ばわりです。
いや、そんな些細なことより・・・・・・・・・・
全身白スーツ で登場したアキラ君から目をそらしてしまいました。 最後の最後にこんな罠が・・・・・・!! 庄司君の(塔矢!)という驚きも、おそらくはこのスーツの為かと。 長髪アキラもそうとうイヤでしたが、白スーツアキラなんて・・・コンチクショウ、油断したっ このスーツの入手経路は
1.緒方先生のお下がり 2.永夏とペアルック 3.明子夫人の見立て 4.塔矢門下の伝統
のどれが真相なのでしょう。アキラ君がデパートの外商で直接オーダーしたスーツだったりしたら一体この先どうやって生きていけばよいのでしょうか。 いやまあ、でもとにかく・・・祝!オカッパ維持!!! 北斗杯数週間後という舞台、アキラ君の髪が突如伸びるわけもなく!良かった・・・これで公式長髪アキラは碁ジャス☆キャラクターズガイドだけになった・・・!あとはこれさえ抹殺すれば・・・・・・。でも、このキャラガイド、かなり構成がツボなので、2も出して欲しいなあ・・・。高永夏がどう解説されるのか、それが、それだけでも、見たい。 さて、あとは23巻と来年のカレンダーと、小畑先生画アキラはまだ残っているので油断は出来ませんが!とりあえず一安心ですよ・・・! 長髪アキラ断髪同盟に参加してくださった方々、共に祝いましょうね!! そしてうてなさん、今回もとってもお世話になりました!! オカッパこそが髪の一手!
若獅子戦の会場に来てアキラ、ヒカルにまっしぐら。 私だったらこんなカッコウの人にまっしぐらに向かってこられたら、目をそらして逃げますが、そこは永年の付き合いであるヒカル、フツーに迎えております。
ヒカル「・・・・・・アイツが今日のオマエの・・・」
人様を指差してはいけません。 アキラに見られてドッキリ庄司君!しかし。
庄司(ムシだ−−−っ)
違うよ庄司くん!今、貴方はアキラのオカッパの美しさを見せ付けられたんだよ!シャンプーのCMのごとく、無意味に髪をなびかせ顔を背けるアキラ君。 (どうだい?ボクの髪は?)と、もうプレッシャーをかけられていることにすら気付かないようじゃ、キミもまだまだだね。(かかってなきゃプレッシャーの意味ないが)
アキラ「進藤 芹澤先生から研究会に誘われたんだが行かないか?」
せ、芹澤先生ったら・・・・・・! あんな宇宙人みたいな顔をしてアキラの対局を昔から要チェックしていただけではなく、今度はヒカルにまで手を出そうとは・・・!アキラを誘えばもれなくヒカルも付いてくる。一挙両得の大人技。さすがは他の星から来た宇宙人。ほんとに誘っているのは研究会なんでしょうね・・・!?(オイ) アキラとヒカルには他の星に連れ込んだりされないように気をつけてもらわないと。だって、ホント、怖いンだよ芹澤先生の顔・・・(笑) 19巻第150局の扉絵のアキラの背景にさり気なく(?)まぎれている彼を見てくださいよ。こんな頃から虎視眈々と狙っているのですから(何をだ)
というアキラのプレッシャーを受け、承諾のヒカル。 これでますます二人一緒の時間が増えるね、と喜んでしまうあたり私もとことん腐っているというか。
院生との対局終了。 後にはプロになりたいという思いを強くした少年二人。 ほった先生はこうやってつながっていくものがある、という話を書きたかったのでしょう。というわけで。
最後はヒカルVSアキラの対局開始、というところで終わりです。 ヒカルの一手目は右上スミ小目かな。
内容的にはホント、番外編、という感じでしたが、また新しいヒカ碁が読めて良かったです。
「中・韓の囲碁レベルは、日本をしのいでいます。向う(韓国)に行って、若いプロ棋士の自宅も訪問しましたが、かなりの古い棋譜を勉強したと思われる書物が本棚にぎっしり詰まっていました。もっとも、パソコンを使っての研究も欠かさない。囲碁人口も日本より多いという現実をかいまみて「ヒカルの碁」では、主人公のヒカルを日韓戦で勝たすわけにいかなくなった。」(せとうちタイムズより抜粋)
ほった先生はインタビューでこう話されてますが、4/29に行われたCSK杯アジア囲碁対抗戦(日本、中国、韓国、台湾 1チーム4人の団体戦)で日本3-0で優勝したんですよね・・・! 23歳で本因坊という人も誕生しましたし、囲碁界もどんどん変わっていきます。 新昇段制度により本因坊はリーグ入りすれば7段昇段です。いきなり7段になったアキラ君とか、もう本当に言ってしまえばキリがないほど、まだまだヒカ碁で読みたい話はたくさんあるのですが・・・番外編を読んで、もうほった先生が描かれる新しいヒカルたちのエピソードには出会えないんだなあ、としみじみ思ってしまいました。
終わりに対していろいろ思うところは多いですけど、それでもやっぱり、ヒカルの碁という作品、好きです、私。
最終23巻は9/4発売。私の誕生日前日。誕生日を嬉しく過ごせる良きプレゼントとして・・・小畑先生!「秘密の組み合わせ」は是非、是非、是非アキヒカで!!アキラとヒカルの二人でお願いします!!! 「ありそうでなかった」 なかった、ということはヒカル&佐為のカバーはもうあるから・・・でも主人公のヒカルははずさないよね・・・!やっぱり最後だしアキラとだよね・・・!と夢を見てもよろしいでしょうか。 絶対アキラだ!と思っていたら冴木さんだった某カラーポスターの二の舞はちょっと・・・。 でもわざわざ「秘密の」って書いてあるのが気になる。 何?白スーツコンビとか? 最後は本因坊だよね!とかいって佐為と桑原とか(嫌) 最終巻にふさわしい表紙、お待ちしております・・・!!
ほった先生のオマケページも気になる。どちらかというと小畑先生の描きおろし漫画とかが読みたいけど。
というわけで、次回、ヒカ碁感想は23巻総括で。 毎回毎回私のムダに長い感想を読みに来てくださっていた方々、本当にどうもありがとうございました・・・!
2003.7.14
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