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■ 第180局『中国VS日本3』
注)今週のテニプリネタバレも入っています。
なんと・・・扉がヒカルVS王。 あの・・・社VS趙石は、絵的に一コマもないまま今週終わってしまってるんですけど( ̄△ ̄;) 扉にすら登場させてもらえないんですか?ええ? 王。やっとまともな台詞が出てきた。 永夏が緒方先生の隠し子なら芹澤さんの隠し子かって感じの宇宙人顔の王ですが、やっと訪れたまともな出番はなんてこったの大ピンチ。 じわじわとヒカルに差をつめられていく王。 このあたりの応酬のスピード感、もはやこれは囲碁漫画ではなくスポーツ漫画。先週の感想で
今週のテニプリの展開からヒカ碁を予測すると、リズムを狂わされていた陸力は、アキラの強さが動体視力のせい(・・・)だと気付き、音速で石を打ち始める(・・・)、と。
と書いていましたが、どうやらこれは間違いでした。 ええ、音速で石を打ち始めたのはヒカルです。 そして今週音速テニスで勝利を収めた神尾アキラのように、ヒカルも勝利を獲得することが出来るのでしょうか。 これがミスター味っ子的アニメ演出だったら、吹っ飛ぶ碁石、ヒビ入る碁盤、光る指先とページ下にある「ド派手な演出がスゴイ!!」のコピーが違う意味に見えてきそうな数ページですが、そんな古い例えを使っても二十代半ば以降の人にしか通じないかとか思っているうちに日本語がおかしくなっているか。
ヒカ碁の傾向と対策として、対局中台詞が増えてくると負けるというのがありますが、王は今までこのために黙っていたのか。 ヒカルの顔がスゴイことになってます。 憑依合体オーバーソウル。 なんか、タチの悪いもん背負っちゃってます。周平さんとの対局時に見せたトーン目の迫力の比じゃありません。 伊角さんも言っています。 「大変な事になってるな 進藤が−−−」 ええ、ホント大変なことになってます、ヒカル。って伊角さんったら画面には指しか映ってないのによくわかったなあヒカルの顔(違)
さて、ヒカルがこんなに必死に頑張ってますが、おじさんズの関心はアイドルアキラにしかありません。 アキラの一手一手に 「いや お見事です 塔矢君!」 「ここまでくれば塔矢君なら まず 勝利をもぎ取ってくれるでしょう!」 と、ものすごく劇的に場を盛り上げてる渡辺先生。 オマエもキタジマン率いるアキラ親衛隊のメンバーだったか・・・。 このオッサンばかりのギャラリーの中、オオオオの声援の3割の音量は北島さん一人で占めていることでしょう(当社比)
さらには 渡辺「こうなってくると惜しいのが社くんですね」 と、社のことはよく頑張ったけど残念でしたね的フォロー。 なのにヒカルには 渡辺「投了しましたか?少しは粘ったんでしょうか? どうなりました?」 ・・・うわあ・・・どーでもよさそー・・・。 しかし逆にここまでケチョンケチョン(笑)に言われているとヒカルの快進撃がむしろ際立って良いという効果も有。 オヤジたちがアキラに釘付けの中、ヒカルの対局を見つめる若人・イスワヤ。たしか、前の席には越智が座っていた気がするのですが、あのアングルでなぜかフレームアウトしています。越智の身長はあのオヤジたちの肩よりも下なのか? 平八じいちゃんはイスワヤは自分たちの勉強に来たんだろうと言ってましたがやっぱりヒカルを応援に来てくれてたんだねヽ(*^^*)ノ
安太善「・・・・・・2手ヨセコウを進藤君が制した」
はい、2手ヨセコウをGoogleで検索してみました。 かなりわかりやすく解説されているサイトがありますので興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょうか。 共通で書かれていることは相手がかなり有利。 この場合、王が有利だったということですね。 それだけヒカルの追い上げは、まさに楊海さんの言う「怒涛の追い上げ」だったというわけで。
ヒカル(まだ少し足りない・・・・・・) (ほんの少し・・・・・・足りない)
渡辺先生が見放すほどに負けていたヒカル、一気にあとほんの少しというところまで追い上げてきました! なんというか、イマイチ面子的に盛り上げられないVS中国編を、よくここまで盛り上げてきたなあ〜という感じです。 アキラも予想通り(というか負けることなんて考えもしませんでしたが)陸力に勝利を収めました。・・・でも調子を下げてる陸力相手にやっとの二目半勝ちですか・・・。くさっても五段か、陸力。でも、そんなんじゃ永夏には勝てないんじゃ・・・(って対局することなさそうだけど・・・)
アキラ(そうだ 進藤と社は!?)
はい、社くんは負けてしまいました・・・今週(というか先週も)一コマも描かれることなく・・・。 でもある意味社が負けたことによってヒカルの勝利も見えてきましたね。韓国が中国に負けるとは思えないし、ここで日本が勝利を収めておかないと、北斗杯は一応団体戦なんですから先が見えて来ちゃいますものね。だって、仮に日本が韓国に勝っても、2勝のチームがいないってことになって皆引き分けじゃ大会的に盛り上がらないし・・・(-_-;)(そんな見方しちゃダメか・・・)
ヒカルがこのまま勝つのはある意味パターンですけど、王道って大事ですよね。だってこのままヒカルが負けたらすっきりできないし!勝ってもらって「よっしゃ!」って感じを味わいたいです。漫画の面白いところって、勝つと頭ではわかっていても、勝った瞬間「やった!」って思えるところだと思うし。その「やった!」と思える瞬間の過程として、この中国編のヒカルの怖いくらいの勢いは、最後の最後で迫力あって見ごたえたっぷりになってきました! だってねえ、最後のコマなんか残像拳放てそうなくらい音速の動きでブレてるし(笑)
勝ってほしいぞ!ヒカル!
・・・可哀想なのは社か。秀英に勝てるかなあ・・・。お茶の間に雑誌広げる計画が・・・。渡辺先生の好意的な評だけを切り取って置いておくしかないのか・・・(T_T)
次号 ヒカル逆転なるか?高永夏への道は開けるのか? 次号、中国戦決着!!
・・・・・・高永夏への道・・・・・・。 あの・・・、勝利への道ではなく、永夏への道ですか・・・? これはある意味、中国戦なんて永夏と戦うための布石にすぎないさ、と編集者自らが暴露しちゃったんじゃ・・・。(アカンがな) 王との対局の先には勝利の女神ではなく永夏。 永夏に向かってまっしぐら。 ヒカル頑張れ、永夏が待ってるぞ・・・(遠い目)
2003.2.10
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