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■ ヒカ碁 19巻感想
表紙。
第163局のカラー扉の別バージョンですね。
ちなみにそちらは横顔のヒカルでした。
折込ポスター、小畑先生がサイズを勘違いされたため、左端の人物がWJ掲載当時はカットされておりました。
絶対アキラだと思っていたのに!
後日ほった先生が「意外な人物」とコメントされていたので、アキラじゃないのか?とも思いましたけど、なるほど、冴木さんですか〜。
たしかに、あの車誰のかと思ってたんですよ。
あのメンツじゃ伊角さんしか運転出来ないし。
越智家の執事(笑)の車とか予想してましたが、冴木さん、かなり面倒見の良いお兄さんで。
あのメンツでは冴木さんは足として使われたとしか思えません(笑)
佐為のさの字もない19巻。
それなのに、存在感があるのは、ほった先生の上手さですよね。
御器曽との対局、
門脇との対局。
両方とも、対局したのは佐為。
それに今度はヒカルが挑む。
一人は佐為の名誉を守るために。
一人は佐為と自分の差を確かめるために。
扇子を買うという行為。
「神の一手はオレが極めるんだ」という言葉。
ヒカルは一切語っていませんけど、そういう一つ一つのものに、佐為を感じることができます。
逆に、ヒカルが語ってしまったら、佐為との思い出ばかりの巻になってしまうほどに、佐為にまつわる話ばかりなんですよね。
ヒカルはまだ佐為の面影を背負っていて、いや、これから先ずっと背負っていくのかもしれないけれど、ヒカルが何も語らないからこそ内に秘めている想いがいつか溢れ出しそうで、切ないほどです。
ま、そんなヒカルもアキラと言い争いをしている様子は可愛くて良いのですけど(笑)
アキラといえば。
彼はとことん優等生っぽいですけど、自分が他人からどう見られようといっこうに構わない、それなのに優等生という、根っから優等生なんですね(笑)
彼氏彼女の事情って漫画がありますけど、その主人公の宮沢は見得王を自認する、見得のために優等生やってそれが快感!ってタイプで、わかりやすいというか、たいてい優等生ってけっこうそういうタイプだと思うんのですが、アキラは、今まで品行方正(笑)なイメージを与えつづけてきた碁会所の人々の気持ちを一気に粉砕しても、全然自分はかまいません、とばかりにヒカルと怒鳴りあうしヒカルの悪口を言う客に一喝するしでもう大変(笑)
かなりの我まま君ですよ、アキラ。
ヒカルが来なきゃ碁会所にも顔を出さなくなる、わかりやすい(笑)
北島さん・・・きっとアキラに愛されてないよ、気付きなよ、そろそろ・・・。
しかし、碁会所にこない間のアキラのスケジュールも知っている市河さん、あなどりがたし。
「本日のアキラくんの予定。
中国語教室
碁会所」(市河晴美 心の手帳より)
ってアナタ秘書ですか、マネージャーですか、恋人ですか。
いえ、中途半端な彼女が出来るくらいなら、市河さんが良いですけど。
そんな感じ(どんなだ)の19巻でしたが、物語が進むのは20巻ですね。
日中韓Jr.団体戦。
ジャンプの方ではもう選手決定しましたけどね。
19巻はそれにつながる布石ということで。
予選から盛り上がりますのでコミック派の方はお楽しみに♪
2002.10.04
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